アレルギー症状が出る理由と、その改善方法とは?
- 敦博 森内
- 7月5日
- 読了時間: 2分
春先の花粉症、食後の湿疹、ダニやハウスダストでのくしゃみや鼻水…。アレルギー症状はつらいものですが、「なぜ体がこんな反応をするの?」と思ったことはありませんか?今回は、アレルギーのメカニズムと、改善に向けた生活習慣についてわかりやすく解説します。
◆ アレルギーってそもそも何?
アレルギーとは、本来なら無害なはずの物質(アレルゲン)に、体が過剰に反応してしまう状態です。
たとえば…
花粉 → 花粉症(くしゃみ、鼻水、目のかゆみ)
食べ物(卵、乳、小麦など)→ 湿疹、嘔吐
ダニ、ハウスダスト → 喘息やアトピーの悪化
こうした反応は、免疫システムの誤作動によって起こります。
◆ アレルギー反応が起こる仕組み
アレルゲンが体内に入る
体がそれを「危険」と判断し、IgE抗体という免疫物質を作る
再び同じアレルゲンが入ると、抗体が反応し、ヒスタミンなどの化学物質が放出
くしゃみ・かゆみ・炎症などのアレルギー症状が出る
つまり、「体が頑張りすぎている状態」なんです。
◆ 改善のカギは「免疫バランス」と「腸内環境」
最近の研究では、腸内環境の悪化がアレルギー体質と関係していることがわかってきました。
腸は免疫細胞の約7割が集まる場所で、腸内細菌のバランスが崩れると、免疫が過剰に反応しやすくなる=アレルギーを引き起こすリスクが高まるのです。
◆ アレルギー改善のための生活習慣5選
✅ 1. 発酵食品・食物繊維をとる
善玉菌を増やして腸内環境を整える。おすすめ:ヨーグルト・納豆・キムチ・ぬか漬け・もち麦・ごぼう・海藻類
✅ 2. 砂糖・加工食品を控える
甘いものや添加物は、腸内の悪玉菌を増やす要因に。お菓子やインスタント食品はできるだけ控えて。
✅ 3. 良質な睡眠をとる
睡眠不足は炎症と免疫の暴走を引き起こします。夜23時までの就寝が理想的。
✅ 4. ストレスを溜めない
ストレスは腸内細菌にも影響。適度な運動や呼吸法、趣味の時間でリラックスを。
✅ 5. 部屋をこまめに掃除する
ハウスダストやダニ対策は基本中の基本。寝具の洗濯、空気清浄機の活用も有効です。
まとめ
アレルギーは「体の異常反応」ではなく、乱れた免疫バランスのサインです。体の内側(腸・食生活)と外側(生活環境・ストレス)を整えることで、アレルギー体質は十分に改善可能です。
薬だけに頼らず、「体質から見直す」ことが、根本的な解決につながります。
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