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GI値とメンタルの関係|炭水化物と気分の波

  • 執筆者の写真: 敦博 森内
    敦博 森内
  • 8月17日
  • 読了時間: 2分

炭水化物と気分の関係

「甘いものを食べたら元気が出た」「ランチ後に眠くなる」

──こうした体験の背景には、炭水化物の質(GI値)が深く関係しています。


炭水化物は脳の主要なエネルギー源ですが、その摂り方によってメンタルの安定度が変わることが研究で示されています。



GI値とは?

GI(グリセミック・インデックス)値は、食品が血糖値をどれだけ急激に上げるかを数値化したものです。

  • 高GI食品(白米、パン、砂糖菓子など) → 血糖値が急上昇しやすい

  • 低GI食品(玄米、全粒パン、豆類など) → 血糖値の上昇が緩やか

血糖値の乱高下は、エネルギー供給だけでなく脳内ホルモンの分泌にも影響します。



高GI食品と「気分の波」

高GI食品を摂ると、血糖値が一気に上がり、その後インスリン分泌により急降下します。このときに起きやすいのが、

  • 集中力の低下

  • イライラや不安感

  • 強い眠気

一方で低GI食品は血糖値が安定しやすく、気分や集中力の維持に効果的と考えられています。



食事でできるメンタル安定の工夫

  1. 主食は低GIを選ぶ(玄米・オートミール・全粒パン)

  2. 食物繊維を一緒に摂る(野菜・海藻・豆類)

  3. たんぱく質や脂質を組み合わせる(肉・魚・ナッツ)

これらの工夫で血糖値の上下をゆるやかにし、結果的にメンタルの波を抑える効果が期待できます。



まとめ

炭水化物は脳にとって欠かせないエネルギー源ですが、その質(GI値)によって気分や集中力の安定度が変わる可能性があります。「最近メンタルの波が大きい」と感じる方は、日々の食事で低GI食品を意識してみるのもおすすめです。

 
 
 

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